福島県第1区（ふくしまけんだい1く）は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区。1994年（平成6年）の公職選挙法改正で設置。
区域
現在の区域
2022年（令和4年）公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである。浜通りは4区に移動した一方、二本松市などは2区から本区に移行した。
- 福島市
- 二本松市
- 伊達市
- 本宮市
- 伊達郡
- 安達郡
2022年以前の区域
2013年（平成25年）公職選挙法改正から2022年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである。
- 福島市
- 相馬市
- 南相馬市
- 伊達市
- 伊達郡
- 相馬郡
1994年（平成6年）公職選挙法改正から2013年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである。
- 福島市
- 原町市
- 相馬市
- 伊達郡
- 相馬郡
歴史
福島市や相馬市などからなる選挙区。第41回〜第46回まで「石原父子（無所属→自由党→民主党→日本未来の党）」対自由民主党の「佐藤剛男→亀岡偉民」対その他の候補の構図が続いていた。
第47回では民主党は元参議院議員の金子恵美を擁立。亀岡が約5,000票差で逃げ切るが、金子も比例復活した。
第48回では民進党が希望の党に事実上合流したものの、金子は無所属で出馬。小選挙区で初当選を果たし、亀岡も比例復活した。
第49回では金子が立憲民主党公認の野党統一候補として出馬。小選挙区で再び当選を果たし、亀岡も比例復活した。
第50回でも金子が三選だが、亀岡はノルマの超過分に対する清和政策研究会（安倍派）からのキックバックとして、2018年から2022年にかけての5年間で計348万円を裏金にしていた事で党から比例重複なしの処分を受けたのが響いて落選した。
小選挙区選出議員
選挙結果
時の内閣：第1次石破内閣 解散日：2024年10月9日 公示日：2024年10月15日
当日有権者数：37万9598人 最終投票率：56.34%（前回比：4.27%） （全国投票率：53.85%（2.08%））
時の内閣：第1次岸田内閣 解散日：2021年10月14日 公示日：2021年10月19日
当日有権者数：40万4405人 最終投票率：60.61%（前回比：2.17%） （全国投票率：55.93%（2.25%））
時の内閣：第3次安倍第3次改造内閣 解散日：2017年9月28日 公示日：2017年10月10日
当日有権者数：41万7603人 最終投票率：58.44%（前回比：4.91%） （全国投票率：53.68%（1.02%））
時の内閣：第2次安倍改造内閣 解散日：2014年11月21日 公示日：2014年12月2日
当日有権者数：41万3597人 最終投票率：53.53%（前回比：5.47%） （全国投票率：52.66%（6.66%））
時の内閣：野田第3次改造内閣 解散日：2012年11月16日 公示日：2012年12月4日
当日有権者数：41万5837人 最終投票率：59.00%（前回比：14.86%） （全国投票率：59.32%（9.96%））
- 石原は2015年の福島市議会議員選挙に無所属で立候補し当選。
- 大場は2015年の福島県議会議員選挙（福島市選挙区）に民主党公認で立候補し当選。
時の内閣：麻生内閣 解散日：2009年7月21日 公示日：2009年8月18日
当日有権者数：42万7768人 最終投票率：73.86%（前回比：2.50%） （全国投票率：69.28%（1.77%））
- 亀岡の136,526票は、落選した候補者の中で全国最多得票。
時の内閣：第2次小泉改造内閣 解散日：2005年8月8日 公示日：2005年8月30日
当日有権者数：43万1046人 最終投票率：71.36%（前回比：4.42%） （全国投票率：67.51%（7.65%））
- 石原は2007年福島県議会議員選挙（福島市選挙区）に立候補し、当選。佐藤は比例東北ブロック単独で当選。
時の内閣：第1次小泉第2次改造内閣 解散日：2003年10月10日 公示日：2003年10月28日 最終投票率：66.94% （全国投票率：59.86%（2.63%））
時の内閣：第1次森内閣 解散日：2000年6月2日 公示日：2000年6月13日 （全国投票率：62.49%（2.84%））
- 石原はのちに菅原喜重郎の辞職により繰り上げ当選。
時の内閣：第1次橋本内閣 解散日：1996年9月27日 公示日：1996年10月8日 （全国投票率：59.65%（8.11%））
脚注・出典
関連項目
- 福島県選挙区
