2016年リオデジャネイロオリンピックの陸上競技・女子走高跳(2016ねんリオデジャネイロオリンピックのりくじょうきょうぎ じょしはしりたかとび)は、ブラジルのリオデジャネイロのエスタジオ・オリンピコ・ジョアン・アベランジェにて2016年8月18日と8月20日に開催された。
概要
予選では通過条件の1.94mを17人がクリアし、2日後の決勝に進出した。
しかし、決勝では予選を下回る1.93mにて、当年の室内選手権を制したヴァシュティ・カニンガム( アメリカ合衆国)やヨーロッパ選手権銀メダリストのアイリネ・パルシテ( リトアニア)を含む5人が早くも脱落した。続く1.97mでは更に8人が敗退し、残り4人に絞られた。
4人のうち、ミレラ・デミレヴァ( ブルガリア)を除く3人は2.00m以上の自己記録を持っているのにも関わらず、全員が2.00mを失敗したため、1.97mまで一度も無効試技が無かったルート・ベイティア( スペイン)が4度目のオリンピック出場(うち直近の2大会は4位)にして初の金メダルを獲得した。37歳のベイティアは同種目では五輪史上最年長の金メダリストであり、自身の20年のキャリアでも最大のタイトル獲得となった。また、スペイン初の陸上競技フィールド種目における金メダルであり、同国の女性陸上競技選手としても、初の金メダル獲得となった。
なお、優勝記録の1.97mは1980年モスクワオリンピック(サラ・シメオニが優勝)以来の低い記録であり、8日前に行われた女子七種競技の走高跳では、ナフィサトウ・ティアム( ベルギー)とカタリーナ・ジョンソン・トンプソン( イギリス)が1.98m(七種競技内の新記録)を成功していた。
記録
今大会開催前までの各種記録は以下の通りである。
日程
すべての時刻はブラジル時間(UTC-3)による。
結果
予選
通過条件:1.94m以上 (Q) もしくは 上位12名 (q)
決勝
脚注



