2019年のNFLは、2019年9月5日にNFL100回目のレギュラーシーズンとして開幕し、フロリダ州マイアミガーデンズで第54回スーパーボウルが開催され、カンザスシティ・チーフスがスーパーボウル・チャンピオンに輝いた。
ドラフト
2019年4月25日-4月27日にテネシー州ナッシュビルでドラフトが行われ、7巡254名が指名された。全体1位でカイラー・マレーがアリゾナ・カージナルスに指名された。
主なルール変更
2019年3月26日のオーナー会議で以下のルール変更が承認された:
- ブラインドサイドからのブロックを全面禁止
- 1年間の実験措置として、チャレンジ及びブースレビューを以下に示すものについても対象にする
- パスインターフェアランスの是非
- 得点やターンオーバーを取り消した反則の是非
- すべてのポイントアフタータッチダウン
- 攻守交代があった後に両チームが反則した場合、攻撃権が維持されるようになった。ボールの位置はタッチバックの場合、パントが25ヤードライン、キックが25ヤードライン、セーフティーの後の場合は1ヤードライン。
日程
- 主な日程
- ドラフト:4月25-27日までテネシー州ナッシュビルのダウンタウンで開催。
- ホール・オブ・フェイム・ゲーム:8月1日にブロンコスとファルコンズの対戦でNBCで放送。
- 開幕戦:今季の開幕はNFL100年のシーズンであるため、リーグ創設2年目からのライバル関係であるパッカーズVSベアーズの試合で9月5日にシカゴで開幕を迎えた。なお、前年王者のペイトリオッツはホームにスティーラーズを迎えて8日に2019年最初のサンデーナイトで開幕した。
- インターナショナルシリーズ:
- ロンドンゲームズ:10月6日にベアーズVSレイダース、同13日にパンサーズVSバッカニアーズ、同27日にベンガルズVSラムズ、11月3日にはテキサンズVSジャガーズの4試合で、前者2試合はウェンブリー・スタジアム、後者2試合はトッテナム・ホットスパースタジアムで行われた(すべての試合で右側のチームがホーム扱いとなる)。
- メキシコゲーム:11月18日にマンデーナイトでチーフスVSチャージャーズ(ホーム扱い)の試合がアステカスタジアムで開催された。
- サンクスギビングデー:11月28日にカウボーイズ(ビルズ戦)、ライオンズ(ベアーズ戦)のホームゲームに加えてサンクスギビングナイトとしてセインツVSファルコンズがアトランタで開催された。
- サタデーゲーム:12月21日に3試合が開催された。(タンパベイでテキサンズVSバッカニアーズ、フォックスボロでビルズVSペイトリオッツ、サンタクララでラムズVS49ers)
- クリスマスデー: 12月25日は水曜日のため前日のクリスマスイブを含めて試合は開催されなかった。
- プレーオフ:レギュラーシーズンは12月29日に終了し(サンデーナイトはNFC西地区優勝決定戦となるシアトルの49ers対シーホークス)、2020年1月4日からプレーオフに突入した。カンファレンスチャンピオンシップはAFC(カンザスシティでタイタンズVSチーフス)が1月19日午後3時(ET)にCBSで、NFC(サンタクララでパッカーズVS49ers)が午後6時30分(ET)にFOXで放送された。第54回スーパーボウルは2月3日午後6時30分(ET)より、49ersとチーフスの対戦でフロリダ州マイアミガーデンズのハードロック・スタジアムで開催され、全米ではFOXによって生中継された。
対戦カード決定方法
各チームの16試合の対戦相手はNFLの規則に基づき、前年度の成績や地区ごとのローテーションで自動的に決定される。
- 同地区(ホーム&アウェイ、6試合)
- カンファレンス内他の1地区総当り(4試合)
- カンファレンス内上記除く他地区の前年同順位(2試合)
- 他カンファレンスの1地区総当り(4試合)
2019年シーズンの地区外との対戦ルールは以下のようである。
:1度対戦 :2度対戦
レギュラーシーズン順位表
トーナメント表
受賞・記録
プロボウル
詳細は「2020年のプロボウル」を参照
できごと
- 9月29日 - ロサンゼルス・ラムズのジャレッド・ゴフがタンパベイ・バッカニアーズ戦で歴代最多タイとなる1試合45回のパス成功(ドリュー・ブレッドソーと並ぶ。距離は517ヤードで歴代8位タイ)。
- 11月24日 - ニューイングランド・ペイトリオッツが史上初となる17年連続10勝を達成(この期間全てで在籍したのはトム・ブレイディ。従来の記録は1998年まで16年連続のサンフランシスコ・49ers)。
脚注
出典
注釈



