長倉駅(ながくらえき)は、かつて新潟県長岡市長倉に存在した、越後交通栃尾線の駅である。1973年(昭和48年)4月16日、栃尾線の部分廃止により廃駅となった。

駅構造

地上駅。詳しい構造は不明。開業当初や廃止時点では列車交換不可能だったが、1949年(昭和24年)から1955年(昭和30年)の間は列車交換が可能であった。有人駅だったが、晩年は委託化された。

歴史

  • 1924年(大正13年)5月1日 - 栃尾鉄道による悠久山 - 長岡間開業(これにより全線開通)に伴い開業。
  • 1956年(昭和31年)11月20日 - 社名変更に伴い栃尾電鉄の駅となる。
  • 1960年(昭和35年)10月1日 - 長岡鉄道、中越自動車との3社合併により越後交通の駅となる。
  • 1971年(昭和46年)9月1日 - 簡易委託駅となる。
  • 1973年(昭和48年)4月16日 - 栃尾線の悠久山 - 長岡間部分廃止により廃駅となる。

駅跡

駅の名を留めるものは残っておらず駅跡の判別も難しいが、線路跡は草に覆われた空き地となってくっきりと残っており、付近には踏切柵も残っている。

駅周辺

2011年現在周辺は住宅地となっており、悠久山側には畑が広がっている。その他、周辺施設等は以下のとおり。

  • 国道352号
  • 国道17号(長岡東バイパス)
  • 諏訪神社
  • 了元寺

隣の駅

越後交通
栃尾線(廃止)
悠久山駅 - 長倉駅 - 土合口駅

参考文献

  • 寺田裕一『新 消えた轍-ローカル私鉄廃線跡探訪-』 5 上信越、ネコ・パブリッシング、2011年。ISBN 978-4-7770-1110-0。 



長倉

廃線探索(未成線) 国鉄長倉線(真岡鐵道)(歩鉄の達人)

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