不夜城(ふやじょう)は、中国の山東省にあったとされる古代都市。夜も日が出たとされたため、この名がある。

概要

陽廷(現在の威海市)の東南120里(漢代の換算比率で約50キロメートル)、東萊郡(現在の煙台市付近)にあった。ただし、位置に関する記述は矛盾しており、不正確と思われる(おそらく陽廷からの方角と距離が不正確)。東を海に面しており、淳于髠(戦国時代斉の学者)は「海童作妖城(海の神が作った不気味な都市)」と称した。

斉(山東省)に関する史書である『三斉略記』、『斉地記』、『斉記』などに登場するが、記述は簡便である。

比喩

後に日本で、夜も灯火が絶えることのない繁華街、徹夜が恒常的であり夜も灯火が絶えることのない(企業・官公庁などの)建物の比喩に使われるようになった。

関連項目

  • ブラック企業
  • 霞ヶ関

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