本覚讃(ほんがくさん)は、本覚思想を要約した56文字の偈である。

妙法蓮華三昧秘密三昧耶経の冒頭の偈から抜粋し作られた。本覚思想を要約したものなので、天台宗の勤行で唱えられる。また、修験道でも般若心経や真言、不動経など並んで修行時によく唱えられる。真言宗醍醐派の当山方の勤行でも唱えるほか、高野山真言宗でも金剛峰寺奥の院の御廟橋を渡る際に唱える。

本覚讃の解釈本として、良源著と伝わる「本覚讃 註本覚讃」や源信著と伝わる「本覚讃釈」がある。

全文

天台宗の公式サイトによれば、以下の通り。

帰命本覚心法身(きみょうほんがくしんぽっしん)

常住妙法心蓮台(じょうじゅうみょうほうしんれんだい)

本来具足三身徳(ほんらいぐそくさんじんとく)

三十七尊住心城(さんじゅうしちそんじゅうしんじょう)

普門塵数諸三昧(ふもんじんじゅしょさんまい)

遠離因果法然具(おんりいんがほうねんぐ)

無辺徳海本円満(むへんとくかいほんえんまん)

還我頂礼心諸仏(げんがちょうらいしんしょぶつ)

脚注

注釈

出典


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