ガリレオゴールド (Galileo Gold) はイギリス生産の競走馬、種牡馬である。主な勝ち鞍は2016年の英2000ギニー(G1)、セントジェームズパレスステークス(G1)。
現役時代
2013年1月31日に誕生。同年12月のタタソールズ当歳馬セールにて7500ポンド、2014年9月のタタソールズ1歳馬セールで3万3000ユーロでそれぞれ落札された。
2015年5月にデビューを果たすと7月までに4戦し、ヴィンテージステークスで重賞初制覇を飾る。その後はフランスのジャン・リュック・ラガルデール賞に挑戦し、3着に入った。
2016年は前哨戦を使わずぶっつけで英2000ギニーに出走。ここでは前年の2歳王者エアフォースブルーが断然の1番人気に推され、本馬は単勝15倍(14-1)と目立たない人気であった。しかし、エアフォースブルーを含む人気上位3頭が下位に沈む波乱の中、残り2ハロンで先頭に並びかけ、最後は2着オウタード(Awtaad)に1馬身半差をつけて栄冠を手にした。鞍上のランフランコ・デットーリはアルシャカブレーシングの所有馬では初のイギリスクラシック競走制覇となり、管理するヒューゴ・パーマー(Hugo Palmer)調教師はこれがイギリスクラシック競走初制覇であった。
2ヶ国の2000ギニー制覇を目指して出走した愛2000ギニーではオウタードに雪辱を果たされて2着に敗れた。次戦のセントジェームズパレスステークスでは仏2000ギニー馬ザグルカも交えて3頭の2000ギニー馬が顔を揃えたが、デットーリの好騎乗が光ってこの対決を制し、2度目のG1制覇を果たした。続くサセックスステークスでは前走で破ったザグルカとの叩き合いにクビ差敗れて2着となった。
ここまでは常に安定した成績を残してきたが、シーズン終盤はジャック・ル・マロワ賞で8着に沈み初の大敗を喫すると、クイーンエリザベス2世ステークスも勝ち馬マインディングから離された5着に終わり、精彩を欠いた。
2017年はロッキンジステークスから始動したが、離された5着に敗れた。レース中に軟部組織の故障を発生しており、レースから9日後に現役引退が発表された。
競走成績
以下の内容は、Racing Postの情報に基づく。
種牡馬時代
2018年からアイルランドのタリーホースタッド(Tally-Ho Stud)で種牡馬入りした。初年度の種付け料は1万5000ユーロ。
主な産駒
- 2019年産
- Ebro River / エブロリバー - 2021年フェニックスステークス
血統表
脚注
外部リンク
- Galileo Gold - Al Shaqabによる紹介
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post




