第77期本因坊戦(だい77きほんいんぼうせん)は、毎日新聞社主催、2022年度の本因坊戦である。スポンサーは大和証券グループ本社。本因坊戦は囲碁の七大棋戦の一つである。挑戦者決定リーグ戦は一力遼棋聖と余正麒八段が6勝1敗で並び、決定戦では一力が余に中押勝ちし、第46期名人戦、第46期棋聖戦に次いで本因坊文裕(井山裕太九段)への挑戦権を獲得した。三大棋戦で3回連続2日制七番勝負で同じ顔合わせは史上初のことである。挑戦手合では文裕がスイープで最多11連覇を達成した。
方式
- 参加棋士 : 日本棋院・関西棋院の棋士の初段以上。
- 予選は、日本棋院と関西棋院それぞれで、予選C・B・Aを行い、その勝ち抜き者による合同の最終予選で4名の新規リーグ参加者を決める。
- 挑戦者決定リーグ戦は、前期シード者と新参加4名を加えた8名で行われ、同率の場合1位の場合プレーオフで挑戦者決定。それ以外は前期順位上位者が上位となる。
- コミは6目半
- 持時間はリーグ戦は各5時間、挑戦手合は各8時間の二日制。
- 優勝賞金 2800万円
挑戦手合七番勝負
- ※第4局で決着したため第5-7局は実施されず。
- 黒:黒番 / 白:白番 / 封 :1日目 封じ手の手番
- ※※ 第1局の総手数357手は本因坊戦挑戦手合での最長手数記録[1]。
挑戦者決定リーグ
挑戦者決定戦
勝敗が同数のため規定により4月4日にプレーオフを行った。
挑戦者決定リーグ
リーグ戦は2021年10月4日の芝野対佐田の対局から開幕し、翌22年3月31日の最終局まで行われた。第6節まで全勝の余が芝野に敗れたことにより、同じ1敗の一力と余がプレーオフにもつれこむことになった。
挑戦1名・陥落4名
注
外部リンク
- 第77期本因坊戦 毎日新聞
- 第77期本因坊戦 囲碁の日本棋院




